ハードウッドのウリン材 詳しく知りたいとお考えの方に できるだけ分かりやすく
現地情報も含めて より詳しく解説しています。
 
ハードウッドのウリン材とは 生産地インドネシアボルネオ島で古くから
アイアンウッドと呼ばれ 生涯腐らない木と信じられてきました。
また腐食の原因とされる水に対する耐久性は木材として最強
まさに世界最強の木材と言えます。
 
  驚きの耐久年数
水中で100年 野外でも30年
と言われています
その理由の一つに
ウリン材には ブドウやワイン
で有名な
ポリフェノール
大量に含まれており
ポリフェノールの強い殺菌
効果で バクテリアシロアリ
など防ぐことができます。
上の写真は ウリン材の故郷 ボルネオ島の桟橋の写真ですが 施工後70年
ほど経っているそうです。
鉄製の釘は 腐食していますがウリン材は70年でほとんど
腐食は見られません。 ウリン材の驚きの耐久性を証明する写真です。
  頑丈なウッドデッキ
ウリン材は他の材に比べて
密度が高いため 重くて
硬いのが特徴です。そのため
ビス(ネジ)の接合強度が
高く とても頑丈なウッド
デッキになります。長い間
使い続けるウッドデッキは
耐久性も大事ですが
ビス(ネジ)のゆるまない
頑丈さも大事です
 
   天然木材の魅力


人が気持ち良く過ごせる空間に
自然は欠かせないものです。
ウッドデッキを癒しの空間と
考えた場合大自然から
生まれた天然木材での
ウッドデッキはその目的に
とても近い素材と言えます。

使えるウッドデッキは ついつい
リビングからウッドデッキに
 出てしまうような心癒る素材だと考えています。生涯使える高耐久の
ウッドデッキはウリンなどの自然素材ハードウッド
又は工業製品の樹脂系の人口木材などありますが
長い間 飽きずに使い続けることができるウッドデッキは
天然木材のハードウッドに分があるように思えます。又 お庭に緑がある場合
その協調性にも優れています。
 
   意匠自由度が高い
ウリン材はウッドデッキだけ
ではありません。雨風 紫外線に強いので 野外中心に
なりますが菜園 花壇門柱
プランター 園路 テーブル
ガーデンシンク ベンチなどが
野外で 腐ることなく天然素材
の風合いを
長い年月楽しめます。
  またウッドデッキ ウッドフェンスもデザイン性の高い創作も可能です。
 
 
 環境問題について
ハードウッドのウリン材は
接着剤など化学製品を
使用した合板や集成材
ではなく 丸太から切り出した
無垢材での利用可能で
安心です。工業製品と違い
人体に 悪影響を及ぼす
有害物質が含まれていない
ので 廃棄後焼却の際に有毒
ガスが出ず自然に帰ります。
インドネシア政府は 地球環境保護のため禁伐区の指定 植林の義務など
老齢化した森林をよみがえらすため 厳しい管理をしています。
そのため
不法伐採も かなり少なくなりました。 輸出される木材製品は
国家認定委員会が承認した独立評価認定機関により伐採から木材加工
輸出に至る合法性が確認されたものに限り出荷する積み荷のV-legalが
発行されます。日本には積み荷の合法性を証明するV-legalgaが付いた
木材のみ輸出されています
 
 
   ウリン材の欠点

ウリン材は大量の
ポリフェノールが
含まれており雨などで溶け出し 下の構造物を赤色に付着
させることがあります。
施工直後の雨の後は 左の
写真のようにか
なり赤く
なります
が日が立つにつれ
どんどん薄くなってゆきます。気にされない方はそのままほって
おかれますがキッチンハイター などで 簡単に汚れは取れますので
ご安心ください
 
 
    経年変化について


左の写真は施工後10年の
ウリンウッドデッキの横に
新たなウリンデッキを
継ぎ足した施工例です。
ウリン材は太陽の紫外線
と雨が当たると
季節にもよりますが半年から一年程度で白銀色に
変わります。近頃 様々な

 公共施設でハードウッド ウリン材が使われていますので
ご存知の方も多いと思います。

この白銀色がお嫌いな方の おられますがお好きな方も多数おられます。
上の写真のウッドデッキの白銀色の床板を きれいと感じるか 苦手
と感じるか個人差が あるようです。
 
  水の中のウリン材

左の写真は 横浜市の公園
を歩いていて 偶然見つけた
ウリン材水上遊歩道ですが
なんと 柱が池の中に
どっぷりつかっています


日本の 公共施設で ウリンの
柱が水に浸かった水上
遊歩道が
あるとは驚きです。
 
ウリン材の故ボルネオ島
から


インドネシアボルネオ島
の桟橋の
風景です。
これも 水にどっぷり浸かって
います。 水際の空気に触れる
場所は 腐り易いのですが
施工後かなり年月経ちますが
全く腐食が見られません。
 
 
         
うg