① ハイブリッド構造提案:“床板だけ交換”という発想
- 下地はウリン材 ― 生涯使える土台
- 床板は防腐加工木材 ― 腐食した板から順々に交換できる前提
- コスト◎ / メンテ◎(塗装不要)

高級天然木「ウリン材」は、一生モノのウッドデッキ素材。 用途・ご予算・メンテナンス方針に合わせて、次の3プランをご用意しました。
でも、価格の壁があるのも事実。
だから私たちは考えました。
「ウリン材の魅力はそのままに、価格は現実的に。」
3つの選べる提案
3つの提案セクション
① ハイブリッド構造提案:“床板だけ交換”という発想
② スリム設計提案:断面を見直してコスト最適化
③ 超スリム床板提案:床板にフェンス材を応用
3つの工法 価格比較. 特定の㎡数を例に比較
工法
条件
㎡数
通常価格
減額額
%減額
実質価格
通常工法
45×90 根太・大引
20×90 床板17.28㎡
¥530,000
–
–
¥530,000
スリム構造型
20×105 根太・大引
横板張り、高床不可同上
¥530,000
¥51,000
9.6%
¥479,000
超スリム床板型
12×100 床板
横板張り、高床不可、材料不定期同上
¥530,000
¥42,500
8.0%
¥487,500
床板交換型
ウリン下地+防腐板床
同上
¥530,000
¥36,400
6.9%
¥493,600
スリム+交換型
スリム構造+床板交換
横板張り、高床不可、材料不定期同上
¥530,000
¥77,000
14.5%
¥453,000
比較表:3つの提案の特性比較
提案 耐久性 メンテナンス コスト おすすめ用途 ① 床板交換型 ○(下地は◎) △〜○(床板交換式) ◎ 長期利用・住宅用 ② スリム構造型 ◎(全体がウリン) ◎(ほぼ不要) ○ 中〜小規模のデッキに ③ 超スリム床板型 ◎(用途限定) ◎(交換しやすい) ◎◎ 装飾用・通路・軽歩行 構造強度 比較表(たわみ耐性と荷重性能)
構造タイプ 根太ピッチ 床板サイズ 1㎡あたり想定実用荷重 たわみ対策 ① 床板交換型 500mm 20×105mm 約700kg ウリン下地+強床板で安定 ② スリム構造型 400mm 20×105mm 約750〜875kg 断面性能+はしご状下地構造で補強 ③ 超スリム床板型 250mm 12×100mm 約400〜500kg 根太密度でたわみ吸収
「床板だけ交換する」という新しいメンテナンスのかたち。
当社では耐久性と美しさを兼ね備えた「ウリン材」のウッドデッキを多数施工してきました。しかし円安でウリン材が高騰し、予算が合わないお声も増加。そこで下地にウリン材/床板に防腐加工済み木材を組み合わせるハイブリッド施工を開発しました。
土台がウリン材なら構造全体が長持ち。床板が劣化しても土台はそのままです。
塗装メンテナンスの代わりに交換メンテナンス。張り替えで美観が復活します。
当社の“スリム構造”は見た目より賢くて強い設計です。高さ105mm3効果でたわみに強く、根太40cmピッチで荷重を分散。安全率込みで1㎡あたり約800kgまで対応します。
スパン | 理論限度/本 | 実用荷重/本 | 実用荷重/㎡ (40cm) |
---|---|---|---|
900mm | 約927kg | 約600kg | 約1500kg |
1200mm | 約520kg | 約330kg | 約825kg |
1500mm | 約333kg | 約200kg | 約500kg |
根太を50cmピッチで敷き詰めるはしご構造により、細い材料の弱点を全体でカバーします。
項目 | 45×90mm | 20×105mm | 評価 |
---|---|---|---|
断面2次モーメント I | 30,375 | 36,750 | ◎ |
断面積 A | 4,050 | 2,100 | △ |
曲げ耐力 Z | 675 | 700 | ◎ |
コスト | 基準 | 約▼30% | ◎ |
設計士の結論:「細くして弱く」ではなく「細くして賢く強く」。補強を前提にすれば、安全性とコストを両立できます。
たわみはピッチ³に比例。500mm → 250mm へ半減すると、たわみは1/8になります。
根太ピッチ | 相対たわみ量 |
---|---|
500mm | 1 |
250mm | 1/8 |
運動エネルギー147Jに対し、12mm板の破断限界は30〜50J。構造計算上割れる可能性が高いため、実際に実験を行いました。
自社倉庫では、今回ご提案している250mmピッチで骨組みを組み、床板には構造合板を施工しています。現在もウリン材のストック(総重量1.5t超)を常時載せていますが、ノーダメージ。
致しますので床板材12mm厚+密ピッチ根太という超スリム床板構造が、住宅レベルの荷重を十分にカバーできることを示す好例です。
スリム設計構造は、2014年にウリン材階段の下地を
20×105mmで製作した経験が原点です。
従来45×90mmでは納まらない細身の階段でも高さ105mmを活かし、たわみゼロで仕上げることに成功。
この実績をヒントに、根太ピッチや束配置を最適化したのが現在のスリム設計です。
ウッドデッキのサイズやデザイン、そして「こんな植物を植えたい」という植栽の夢。
あなたの疑問や希望、全てをこちらでサポート。最高のアウトドア空間を一緒に作り上げましょう。
ガゾンでは全国でウッドデッキ・ガーデン工事を行っています。
「施工例や工事価格が気になるけど場所が遠いから工事をお願いするのはムリなのかな?」
そういった方でもお気軽にお問い合わせください。
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