ウリン材を使ったウッドデッキの下地構造
見えない部分で支える、最高の耐久性と美しさ
根太(ねだ)
根太はウッドデッキの床板を支える重要な部位で、荷重を分散する役割を担います。
規格: 厚み45mm × 幅90mm のサイズを使用しています。
大引き(おおびき)
大引きは根太を支え、ウッドデッキ全体を安定させるための重要な骨組みです。
規格: 厚み45mm × 幅90mm の大引きを使用しています。
柱(はしら)
柱はウッドデッキの高さを調整し、全体を支える役割を果たします。特に傾斜地などでは柱の強度が重要です。
規格: 厚み90mm × 幅90mm の柱を使用しています。
床板(ゆかいた)
床板はウッドデッキの表面を構成し、美しさと機能性を兼ね備えた部分です。
規格: 厚み20mm × 幅105mm の床板を使用しています。
木材の比重と強度
木材の比重は、材料の強度や耐久性に直接関係します。一般的に、比重が高い木材ほど強度が高く、ウリン材のようなハードウッドは高い耐久性を持っています。
樹種名 | 比重 (g/cm³) | 曲げ強さ (kg/cm²) | 圧縮強さ (kg/cm²) |
---|---|---|---|
イペ | 1.10 | 1850 | 701〜970 |
ウリン | 0.98 | 1886 | 915 |
レッドシダー | 0.38 | 600 | 310 |
比重は木材の乾燥状態によって異なる場合があります。一般的に気乾比重を使用します。
工学計算による耐久性と適正価格
ウッドデッキの強度を計算する際に使われるたわみ量の公式です。これにより、木材のたわみや耐久性を適切に評価できます。
ここで、
- δ: 最大たわみ量
- ω: 荷重(N)
- L: 根太のスパン(m)
- E: ヤング係数(N/m²)
- I: 断面二次モーメント(m⁴)
この計算により、使用する材料と設置の間隔を最適化し、耐久性を確保しながらもコストを抑える設計を行います。
施工事例ギャラリー
ウリンウッドデッキの下地解説・多種の工法も公開
ウッドデッキの下地とフレームについて
ウッドデッキの下地(ウッドデッキの大引きに相当)とフレーム(ウッドデッキの根太に相当)は、デッキの構造に使う部材です。
ウッドデッキの下地(ウッドデッキの大引きに相当):ウッドデッキの下地はデッキ組の重要な部材で、フレームを支えます。土台に止められており、支柱と基礎に支えられています。一般的には、ウッドデッキの下地はデッキの構成において剛性の強い面として機能します。下地を支柱が支え、デッキ板を下地が支えるような構造になります。
フレーム(ウッドデッキの根太に相当):フレームはデッキ板を支え、デッキ板の上に載る人や物の重さを支えます。ウッドデッキの下地がフレームを支える役割を持ちます。ウッドデッキの下地とフレームは、デッキを支える重要な構造部材であり、一緒に組み上げられて強固なデッキの基礎を形成します。それぞれの部材が連携して、安定性と耐久性のあるウッドデッキを実現するのです。
自分の見解として、ウッドデッキの下地とフレームは、デッキ作りにおいて重要な役割を果たしています。さらに、環境への配慮から木材の利用が増えており、ウッドデッキもその一部と言えます。ウッドデッキの下地とフレームの正しい組み合わせにより、耐久性が高く、また美観も保つことが可能です。このように、ウッドデッキ作りにおいても、伝統的な木材の利用と新しい技術や素材の組み合わせによる、より強力で持続可能なデザインの実現が期待されます。
・弊社定番のウッドデッキ下地こちらは弊社が下地作成の際によく用いる工法です。
・大引き材: 45mm×90mm(厚み×幅) ・根太材: 45mm×90mm(厚み×幅) ・柱材: 90mm×90mm(厚み×幅)
・高台でのウッドデッキの工法.こちらは地面が斜面の場合や地面から高い位置で施工を行う際の工法です。
・大引き材: 45mm×90mm(厚み×幅) ・根太材: 45mm×90mm(厚み×幅) ・柱材: 90mm×90mm(厚み×幅)・筋交: 45mm×90mm(厚み×幅)
・ベランダなどでの工法.こちらはベランダなど地面が防水加工が施されている場所などで行う際の工法
・大引き材: 30mm×40mm(厚み×幅) ・根太材: 30mm×40mm(厚み×幅) ・柱材: 45mm×90mm(厚み×幅)・防水加工床設置面: ゴムパッキン
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