ウッドデッキと筋交い

ウッドデッキの強度を支える「筋交い」 – なぜ必要か?

ウッドデッキを強靭に保つための筋交いの役割について深く掘り下げます。


筋交いの本質 – なぜ必要なのか?

筋交い(ブレース)は、ウッドデッキや建築物において「隠れた支柱」として機能します。筋交いが無いと、デッキ全体が揺れやすく、外部からの力(風、地震など)に対して脆弱になります。 特に、地震や強風など横方向からの力が加わると、ウッドデッキの柱だけでは力を吸収しきれず、結果としてデッキが揺れ、長期的には損傷や破損を引き起こします。

筋交いは「補強材」以上の役割を果たし、ウッドデッキ全体のバランスを保つことで、構造が崩れないようにする重要なパーツです。

何がウッドデッキを強靭化させるのか?

筋交いがウッドデッキを強靭化させる理由は、その「力の分散能力」にあります。外部からの衝撃や揺れが柱に集中するのを防ぎ、デッキ全体に均等に力を広げます。 45度で設置された筋交いは、柱や根太に掛かる垂直と水平の力をバランスよく分散し、長期的な耐久性を保つことができます。

さらに、筋交いの適切な配置は、デッキの揺れを大幅に抑え、安定性を向上させるだけでなく、メンテナンス頻度を減らし、耐用年数を延ばす効果もあります。

筋交いを人間に例えるなら何か?

筋交いを人間の体に例えるなら、それは「筋肉」です。筋肉は、骨格を支え、体が動いた時に揺れや衝撃を吸収する役割を果たします。筋交いも同様に、デッキの柱を支え、外部からの力を吸収して全体を安定させる役割を担います。

骨(柱)があるだけでは、人間の体は動きに対応できず、揺れや衝撃に弱くなります。筋肉(筋交い)があることで、全体が一つの機能として協調し、デッキが安定した状態を維持できるのです。

傾斜地で筋交いを活用すれば問題ないのか?

傾斜地は平地に比べ、デッキにかかる力が複雑になります。特に、傾斜地では重力がデッキの片側に強くかかるため、揺れやねじれが発生しやすくなります。 筋交いは、このような複雑な力に対して有効に働き、重力によるデッキの偏りを防ぎ、左右対称に力を分散させます。

ただし、傾斜地での筋交いの設置には慎重な計算が必要です。設置の角度や筋交いの長さが不適切だと、逆に力が偏ってしまい、十分な効果が得られない場合もあります。

ただ筋交いをつければよいのか?

筋交いは、適切な設計と取り付けが行われた場合に初めて効果を発揮します。例えば、45度の角度で取り付けられた筋交いは、最もバランスよく力を分散させますが、角度や長さが適切でない場合、その効果は大きく減少します。

また、筋交いが接続される箇所(柱や根太)が十分に補強されていなければ、筋交いの力をデッキ全体に伝えることができません。適切な接続方法と材料を選び、計画的に設計することが重要です。

本当に筋交いが役に立つのか?

筋交いが役に立つかどうかは、その設計次第です。多くの施工例からも明らかなように、適切に設置された筋交いはウッドデッキを強靭化し、自然災害や長期使用に耐える安定した構造を提供します。 特に、傾斜地や強風が吹く環境では、筋交いの有無がデッキの耐久性に大きな影響を与えます。これは、過去の施工データや顧客のフィードバックからも確認されています。

施工事例 – 筋交いを利用したウッドデッキ

実際に筋交いを使用して設計・施工されたウッドデッキの事例をいくつかご紹介します。

急斜面に設置された大型ウッドデッキ

このデッキは急斜面に設置され、重心が片方にかかりやすい環境でした。筋交いを設置することで、デッキが揺れずに安定した状態を保っています。適切の角度で配置された筋交いが、傾斜地特有の揺れやねじれを防止しています。

急斜面に設置されたウッドデッキ

風の強いエリアでの中規模デッキ

風の強い地域で設置されたこのデッキは、筋交いをしっかりと取り入れることで、強風による揺れを抑えました。施工後、デッキの安定性が向上し、耐久性も大幅に改善されました。

風の強いエリアでのウッドデッキ

小規模な傾斜地デッキ

傾斜地でも比較的小規模なデッキでは、筋交いを使って左右対称の力のバランスを保つことが重要です。この施工例では、デッキ全体が水平を保ちながらも、斜面に対してしっかりと固定されています。

小規模な傾斜地デッキ

ガレージデッキやハイデッキなど高さのあるウッドデッキには必須

筋交いを使用した補強方法

施工事例: 神奈川県 横浜市

施工事例1

この筋交いは見た目から分かるようにかなり大きい筋交いを設置しています。建物を作成する際にも在来工法として用いられる筋交いのような見た目をしており、材料は厚み45×幅90を使用しました。

この45×90という材料は、建築協会が定めた基準では強い耐壁力を生むと言われており、その強さは土壁4枚分の耐壁力に匹敵する強さと言われている。

施工事例2

正面にV字型の筋交い。横揺れに対して効果を発揮するV字の筋交い。

施工事例3

こちらが一般的なウッドデッキ。このタイプにも筋交いは重要になります。筋交いは揺れ止めの他にもさまざまな用途で活躍ができるのです。

続く ー

なぜ私たちが選ばれるのか?

当社は、ウッドデッキの設計・施工に20年以上の経験を持ち、多くの成功事例を積み重ねてきました。筋交いの設計においても、地形や気候条件を考慮し、最適な設置方法を常に追求しています。傾斜地や強風が吹き荒れる環境でも、デッキが長期間にわたり安定して機能するよう、独自の技術と高品質の材料を用いて施工を行っています。

筋交い一つを取っても、デッキ全体の安定性に大きな影響を与えるため、当社では施工の段階から徹底したチェックとテストを行い、お客様に最高の結果を提供しています。

高品質の材料と施工 – 当社のこだわり

当社が選んだのは、最高品質のウリン材です。このウリン材は、耐久性が極めて高く、腐食やシロアリにも強いため、ウッドデッキの筋交いとして最適です。また、ウリン材の独特の風合いは、デザイン性と耐久性を兼ね備え、長期間にわたって美しさを保ちます。

さらに、当社ではただ筋交いを取り付けるだけでなく、施工時に全ての接合部がしっかりと固定され、長期間にわたってデッキ全体が安定するよう、専用の金具や施工技術を使用しています。このこだわりこそが、当社の施工が他社と一線を画すポイントです。

よくある問題を解決します

風が強い地域や傾斜地にウッドデッキを設置したいと考えているお客様からよく伺うのが、「揺れや安定性に不安がある」という声です。当社では、筋交いの設計を通じてこの問題を解決し、どのような地形や条件でも安心して利用できるウッドデッキを提供します。

特に傾斜地では、筋交いの配置や角度に細心の注意を払い、安定性を保つだけでなく、美観も重視した施工を行っています。

ウッドデッキ・造園のご相談はこちらから

ウッドデッキのサイズやデザイン、そして「こんな植物を植えたい」という植栽の夢。あなたの疑問や希望、全てをこちらでサポート。最高のアウトドア空間を一緒に作り上げましょう。

お問い合わせフォーム 友だち追加

全国でウッドデッキ作成!

ニホンチ

ガゾンでは全国でウッドデッキ・ガーデン工事を行っています。
「 施工例 や 工事価格 が気になるけど場所が遠いから工事をお願いするのはムリなのかな?」
そういった方でもお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら お電話でのご予約はこちら